ウルトラQとワシ(ワシとウルトラQ)

nangoku692005-11-29

ウルトラQとは1960年代に円谷プロの作成したウルトラシリーズの第1号の事だ。当然ワシが生まれているはずもなくモノクロの時代だ。なんだかモノクロの画像を見ると昔の人たちはモノクロの世界に住んでいたような気がするよね、ええ、しないよね。。ワシが小学校の時には第二次(三次?)怪獣ブームだったんだけれど、今みたいにネットも無いし、ビデオも無いし、田舎のボンズの情報収集源としたら、近所の書店(薬や兼務)で売っているケイブシャのウルトラ怪獣大百科シリーズとかそんなようなもんだった。その辞典を見ると沢山の怪獣が載っている「エレキング」「バルタン星人」「アーストロン」「レッドキング」など有名怪獣のオンパレードだ。その中にあってみた事も聞いた事も無い地味な怪獣が、、、「ピーター」、、、「大ダコスダール」、、、「ボスタング」、、ただのエイのような形だしモノクロだしシルエットしか写ってないし、、「モングラー」にいたってはもはや可愛い。、、、、ウルトラQ、、、、何だろう?カラーテレビ時代、昭和50年代にはTVはモノクロの番組を流すはずも無く、、、いつしか田舎の少年たちの間ではウルトラQは観た事も無い「ウルトラQ」というヒーローが活躍する番組という事になっていた。、、、、ケイブシャの怪獣百科シリーズの中でひときわ目を引いたのは「ケムール人」と名前のつけられた怪人だった。人、、、人、、、星人ではないところがポイントだ。ひょろひょろで細長くおかしな形の頭、おかしな位置についているように見える目、、モノクロ写真のため全景がつかめないままに、その”怪人”ワシを魅了した。


ずいぶん時間が経ってワシが中学生1年生の夏休みに事件が起こった。夏休み2日目、ワシはなにげに新聞のテレビ欄を見た、、「おはよう子供劇場ウルトラQ」、、、!!!!!心臓がバクバクした!本当にどうしようどうしようと焦った。当然ビデオなんて高級品は当時のワシの家にはなかった。となれば、、、、お約束のアレだ。そうだカセットテープレコーダー、、当時はテレコと呼んでいたが、こいつの登場だ。翌日朝5時50分には、テレビの前でスタンバってるワシがいた。今ではおなじみのあのOPジングルも衝撃的だった。
かーーーっギャウンから〜らヒーーーどすん!

感動!感動した!!!初めて見たのだ!ウルトラQ!!
これがッ!!これがウルトラQかッ!!!ドッギャーーーン!

画面に映るモノクロ動画の美しさに酔いしれながら、時折自分で起こしてしまう、ノイズが録音されていないかヒヤヒヤしながら30分間、私の目は私の目からはなれアンバランスゾーンに入って行ったのでした。

ちなみに、その話はでっかい蜘蛛が出てくる地味なお話で、ケムール人との出会いはあと少し先の事になるのだった。。つづく


、、、、、そうそう、ヨウジヤマモトのケムール人Tシャツ買ったよ、1万6千円也。。


Official File Magazine ULTRAMAN Vol.1 ウルトラQ

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ウルトラQミュージックファイル Vol.2

ウルトラQミュージックファイル Vol.2